脳梗塞後遺症により片麻痺を患い往診させて頂いてるⅠ様,ご家族にインタビューを行いました。
体の痛みや生活動作に困ってるけど通院できない方・機能訓練したいけど介護保険が一杯で困ってる方、ご家族、ケアマネージャー様に参考にして頂けたら幸いです。
往診を依頼しようと思ったキッカケ
主人が脳梗塞で倒れてからデイサービスでもリハビリを行ってもらってましたが、自宅に戻ると特にトイレでの立ち上がりが不安定で本人の動く事への不安もあり介助側の負担が大きくありました。そこで自宅の中でも安全に過ごせるようにしたいと思いケアマネージャーさんに相談したところ曽根さん(治療院SABOTEN)を紹介して頂きました。
介入当初の状態
片麻痺の拘縮による痛みや車椅子生活からくる腰痛を訴えており、腰下肢の筋肉の硬さ・柔軟性の低下が目立っておりました。それにより各関節の可動域制限もあり立ち上がった際に充分に麻痺側へ体重を掛けられず立位バランスの不安定性が著名にみられました。(必ず手すりを掴まってないと立っていられない)
施術内容
- 手技や刺さない鍼による疼痛ケア
- 下肢筋力訓練
- 起立訓練
- 立位バランス訓練
- トランス(移乗)練習
- 動作指導
介入後の状態
施術後は疼痛が和らぐことで楽に動けるようになりました。
(拘縮・車椅子生活の影響から来る疼痛でもあるため引き続き、その都度の状態に合わせて疼痛ケアを行っております。)
以前は掴まってないと立っていられませんでしたが、手すりに頼らずに立っていられるまでになりました。また以前に比べて麻痺側下肢を前方へスムーズに出せるようになったことでトランス(移乗)動作が安定し安心して介助ができるようになりました。
また、介助する側として今までネガティブだった部分が動作指導や介助方法の相談を聞いてもらったり体力維持のために始めた歩く練習をして頂くなど安定した動作が少しずつ増えていく姿を見て、前向きに捉えられるようになりました。